非対称デジタル加入者線(ADSL)は、
ADSL は専用線で高速なデータ通信を行なうことによって、インターネットや イントラネットにアクセスできるように設計されています。接続には既設のより対 銅線の電話線を利用します。つまり ADSL は既設の電話回線をいじることなく、 米国の 60 から 80% で利用することができます。くわえて アナログ・モデム (56kbps)や ISDN(128kbps)と同じ線を使いながら、T1(1.5Mbps)に近い速度で利用 できます。 ADSL は普通、専用デジタル回線サービスよりも価格が安く設定されていて、T1 と ISDN (ISDN 基本使用料を含む)の中間に位置づけられます。
電話会社は ADSL をケーブル電話会社が提供しているケーブル・モデムと競合する 商品で、価格や設定の面で競争することになると見ています。ケーブル・モデムは、 10 から 30Mbps という広い帯域を持っていますが、同じ線を他のユーザと共有して 使うことになります。その結果同じ線を使用しているユーザの利用量によって性能 が大きく左右されることになってしまいます。
ADSL は高速なインターネット接続が必要な SOHO に適しています。また ADSL は専用線でインターネットに接続しますので、インターネット経由でのそれほど広い 帯域を必要としないサーバ間接続や 5 から 20 台の PC がある事業所を接続するの にも適しています。また自宅から高速接続を望んでいる Linux パワー・ユーザに とっても最適です:-)。
デジタル加入者線(DSL)は、アナログの電話線を使って自宅と電話会社をデジタル 回線で結びます。音声チャネルが分かれているので、電話や FAX その他と並行して 高速なデータ転送が実行できます。使用周波数帯域は、0 から 4kHz がアナログ音声 で 4 から 22MHz をデータ転送に使用します。xDSL は専用サービスの総称です。 " x" にあたるサービスは、
ADSL は既設の電話線上でサービスを提供しますが、電話線自体は 100 年前に設計 されたもので、デジタル・サービスが考慮されているわけではありません(詳細は FAQ を見てください)。しかも新しいサービスなので、プロバイダ各社は市場に受け 入れられるであろう適正な料金と機能の組合せを模索しています。
平均的なユーザのために、基本的にはオプションを3つのカテゴリに分けて考えて います。
速度は 384kbps-128kbps で非対称接続
速度は 1.5Mbps-384kbps で非対称接続
速度は +2.0Mbps-1.1kbps で対称接続