ここでは IDE 関連の技術について簡単に説明します。
これらはドライブに関する古い技術です。現在、店で売っていたり 実際に使われていたりするドライブのうち、SCSI でないもののほとんどが EIDE です。 その中でも、現在入手できる大容量ドライブの多くは UDMA (Ultra-DMA) をサポートしています。
バスマスタ DMA は、ハードディスクの転送速度を上げるための技術です。 この機能を使うためには、マザーボード、BIOS そしてドライブが サポートしていなくてはなりません。
この技術についてもっとお知りになりたい方は、 下記のページを参照してください。
http://developer.intel.com/design/pcisets/busmastr/FAQs.htm
Ultra-DMA はいろいろな呼び方で呼ばれますが、ここでは単に、UDMA と 呼ぶことにします。
UDMA は、最大 33.3 MB/秒 (EIDE の 2倍) という これまで以上の転送速度を持ちながら、 SCSI に比べてはるかに低価格が実現できるという先進的な技術です。 最近のコンピュータには、UDMA 対応のドライブとコントローラが 搭載されていますし、UDMA をサポートしていない既存のシステムでも、 (例えば Promise Ultra33 のような) UDMA コントローラカードを 増設することで、スピードアップをはかることが可能です。 こういったカードの増設は UDMA をサポートしない古いドライブの パフォーマンスの向上にも有効です。
UDMA の概略については、下記の場所に非常に良い情報があります。
http://www.quantum.com/src/whitepapers/ultraata/
ここで注意しないといけないのは、UDMA は通常の単なる DMA と比べて ケーブルの長さ制限が厳しいということです。 できるだけケーブルの全長は 30cm 以下になるようにしてください。