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  Linux と SoundBlaster AWE64 PnP  (mini HOWTO)

  このドキュメントは、Linux 上で SoundBlaster AWE64 PnP を動作させるための
  設定方法について書かれたもので、作者の許可を得て翻訳しました。

    <原文>     ファイル名: Soundblaster-AWE64
                 作者      : Bucky LaDieu  <nega@vt.edu>
                 最終変更日: Jun, 25, 1997
    <日本語版> 翻訳者    : 川岸 良治  <kawagishi@pa.aix.or.jp>
                 作成日    : 1997年10月28日
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やっかいな SB AWE64 PNP から音を出させるだって?? かっこい〜。
これから設定したい? はっはっは、頑張ってね〜!!   冗談ですよ。

PnP の設定
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まず最初にすること。カードの PnP 属性の調整をしましょう。
(へへへ、早く言えって:)
私は Linux 上で新しい PnP ドライバがうまくいったことは一度もありません。
だからここでは、これを使うなということ以外に、これについて何か言うようなこ
とはしません。ドライバは使用できないし、DOS をブートするのはものすごくかっ
たるいので、isapnptools を使う必要があります。 URLは、

      ftp://ftp.redhat.com/pub/pnp/utils/isapnptools-1.10.tgz 

入手しましたか? はい、それではこれを解凍し、コンパイルし、インストールして
 ***全てのドキュメントを読んで下さい***
済みましたか?それでは次のようにして下さい。

      bash$ pnpdump > pnpconf 

これはあなたのシステム内の全ての ISA PnP カードの可能な設定をダンプします。
次に、どのデバイスを使用したいのかを認識させるために、上記の(出力)ファイル
を編集する必要があります。まだ ***全てのドキュメントを読む*** ことをしてい
ないのであれば、今が、元に戻って読む良い機会です。
もし、手がかりが必要なのであれば、ここに私のがあります。これは全てのコメン
トを外したものです。

(READPORT 0x0203)
(ISOLATE)
(IDENTIFY *)

(CONFIGURE CTL009d/268451217 (LD 0
(INT 0 (IRQ 5 (MODE +E)))
(DMA 0 (CHANNEL 1))
(DMA 1 (CHANNEL 5))
(IO 0 (BASE 0x0220))
(IO 1 (BASE 0x0330))
(IO 2 (BASE 0x0388))
(ACT Y)
))

(CONFIGURE CTL009d/268451217 (LD 1
(IO 0 (BASE 0x0200))
))

(CONFIGURE CTL009d/268451217 (LD 2
(IO 0 (BASE 0x0620))
(IO 1 (BASE 0x0A20))
(IO 2 (BASE 0x0E20))
(ACT Y)
))

(CONFIGURE CTL009d/268451217 (LD 3
))

分量がちょっとすごいでしょ、どう? でも心配しなくていいからね。
LD 0 は、SoundBlaster です。 

      IRQ: 5 DMA: 1 16bit DMA: 5 PORT: 220 MIDI: 330. 

LD 2 は、AWE シンセサイザです。 

      PORT: 620. 

LD 1 は、Game/Joystick ポートで、LD 3 は カード上の IDE ポートです。


次に、このファイルをどこか手頃な所に移動して下さい。私は、
/etc/isapnp.conf に置きました。これで isapnp で PNP デバイスを設定できます。

      bash$ isapnp /etc/isapnp.conf 

まだ、ヘルプが必要なら、私の /etc/isapnp.conf が 
http://www.i-plus.net/~nega/linux/isapnp.conf
にあるのでご覧下さい。


カーネルの設定
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ストックの soundblaster ドライバの AWE サポートはあまり良くないので新しい
もの (つまり AWE ドライバ)を入手しましょう。
 http://bahamut.mm.t.u-tokyo.ac.jp/~iwai/awedrv/
は AWE ドライバのホームページです。ここに行きなさい。というのは、本当に
AWE64 について良く知ることができるからです。ドライバを入手しなさい。
URL は下記の通り。

      http://bahamut.mm.t.u-tokyo.ac.jp/~iwai/awedrv/awedrv-0.4.0.tgz 

  【訳注】------------------------------------------------------------
      下記に日本語の FAQ などがあるので一緒にダウンロードすることを
      お勧めします。
      http://bahamut.mm.t.u-tokyo.ac.jp/~iwai/midi-ja.html 
   -------------------------------------------------------------------

これをどこか (私は /usr/src にしました) に置いてから、解凍します。
そのディレクトリに移動します。***ドキュメントを読んで下さい*** 
読み終りましたか? はい、それでは下記のように install.sh を実行して、それの
質問に答えて下さい。

      bash$ sh install.sh 

これで、あとあなたがするべき事はカーネルとモジュールの再構築だけで、すべて
をセットしました。
"Sound Configuration" セクションの "Low Level Drivers" の下の "AWE synth"
を確実にインクルードして下さい。
カーネルの再構築のしかたを知らないなら、Kernel-HOWTO を読んで下さい。
実際にこれを2〜3回読んで下さい。

ヒントとさらなるヘルプ
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isapnp /etc/isapnp.conf をブートファイルのどれかに挿入して下さい。
(私のは、/etc/rc.d/rc.local の中です)

  【訳注】----------------------------------------------------------------
    Linux の起動時、システムの初期化と設定は Slackware の場合、
    /etc/rc.d/rc.S と /etc/rc.d/rc.M スクリプトに書かれた内容に従って
    次のような順序で行われます。(主なものだけを順に列記しました)

    1. /etc/rc.d/rc.S  # システム初期化スクリプト
                         SysVinit (つまり Debian, RedHat, Caldera) の場合は
                         /etc/rc.d/rc.sysinit が、これに相当します。

       (/sbin/kerneld)
       /etc/rc.d/rc.modules   (モジュール)
       /etc/rc.d/rc.pcmcia    (PCMCIA)
       /etc/rc.d/rc.serial    (シリアル)
   
    2. /etc/rc.d/rc.M  # マルチユーザモードスクリプト

       Screen blanks の設定
       /etc/rc.d/rc.cdrom     (CDROM)
       crond の起動
       HOSTNAME の設定
       NET subsystem の初期化 (/etc/rc.d/rc.inet1 と /etc/rc.d/rc.inet2)
       /etc/rc.d/rc.font      (カスタム・スクリーンフォントのロード)
       /etc/rc.d/rc.ibcs2     (インテル・バイナリ互換仕様)
       /etc/rc.d/rc.keymap    (カスタム・キーマップ)
       /etc/rc.d/rc.local     (ローカル設定)

    トラブルを避けるために、ネットワークの設定の前 (/etc/rc.d/rc.M ではホスト
    名のセットの後)に isapnp を走らせた方が良いかも知れません。
    また、sound.o をモジュールにして /etc/rc.d/rc.modules から組み込む場合、
    isapnp は rc.modules の呼ばれる前に組み込む方が問題が少ないと思われるため
    /etc/rc.d/rc.S の中で rc.modules が呼ばれる前に
        /usr/local/bin/isapnp /etc/isapnp.conf
    等とするのがよいでしょう。
    なお、RedHat系(isapnp配布元)の場合は、rc.serialの前に rc.sysinit の中で
    動かすのが普通です。

    参考: JF の PnP-FAQ (Linux Plug-and-Play FAQ)
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AWE ドライバのホームページの内容を全て読みましょう、そしてそこから
ソフトウェアとソフトウェアのパッチを入手しなさい。私を信じなさい。
これはあなたのカードをもっと楽しめるようにします。

Soundblaster AWE64 PnP の設定で、まだ援助が必要なら、あるいは Linux 
のことについて話したいなら、遠慮無く私あて nega@vt.edu にEメールを下さい。
または、#linux の会合の場所である EFnet IRC で私を見つけることができます。

免責:
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  一般的な免責条件が適用されます... もしあなたの AWE が壊れちゃっても、
 私のせいじゃありませんからね!

Bucky LaDieu
Last modified: Wed Jun 25 00:42:58 EDT 1997 with XEmacs
Copyright 1997 Donald V LaDieu 
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翻訳に際し、下記の方々の御意見を参考にさせて頂きました。
ありがとうございます。

  江後田 基広さん
  岡本 一幸さん
  中野@成蹊大さん
  宮田 忍さん
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 Ryoji Kawagishi   E-Mail: kawagishi@pa.aix.or.jp
                           KFA02544@niftyserve.or.jp
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