LBXはクライアント側(訳注:REMOTE側。アプリケーションを起動するほうです) のプロキシサーバ(キャッシュと圧縮を行うサーバ)を導入して動作させます。 Xサーバは、クライアントがプロキシサーバを使ってい ることを認識して、それに応じて展開(decompress)します。
リモートXクライアントの通常セットアップについて。 ここで"LOCAL"はあなたが使っているモニター が接続されているワークステーションで、REMOTEは実際のアプリケーション が起動されているリモートワークステーションです。
LBXを使っていない状態:
REMOTE LOCAL
+-----+ +-----+
| APP |-\ Network +----------+ | |\
+-----+ \--------------------------->| X SERVER |=>| ||
+-----+ / (X Protocol) +----------+ +-----+\
| APP |-/ /_____//
+-----+
一方、
LBXを起動しているとプロキシサーバ(lbxproxy
)がリモート側に導入され、
アプリケーションは LOCALサーバと直接通信する代わりにそのプロセス(リモート側
のプロキシ)と通信します。そしてそのプロセスがXリクエストの圧縮と転送を
行います。これらは以下の図のようになります:
LBXを使っている状態:
REMOTE LOCAL
+-----+
+-----+ +-------+ Network +----------+ | |\
| APP |->| PROXY |----------------------------->| X SERVER |=>| ||
+-----+ +-------+ (LBX/X Protocol) +----------+ +-----+\
+-----+ / /_____//
| APP |--/
+-----+
LBXが行っているキャッシングと圧縮についての詳細はこのドキュメントでは
扱いません。