Linux で認識することができたカードを持っているなら、もう ISP に接続する 準備ができているはずです。たいていの場合、設定方法は ISP 毎に固有ですので、 とりあえずプロバイダ順に情報を並べました。
このセクションは、いわゆる「ハイブリッド」なケーブル・モデムを使用して いる方々のためのものです。ハイブリッドなモデムは、2 つの中継(接続)ジャック があり、1 つは(テレビ)ケーブル用、もう 1 つは電話回線用に必要となります。 電話回線側でアップロードしている間、テレビ・ケーブル側がダウンロード用 になります。
Powerlink で Linux の設定を知りたいなら、次の URL をチェックしてください。 http://home.adelphia.net/~siglercm/sb1000.html
この情報は、Rodrigo Severo 氏から寄せられました。 Rodrigo Severo (rodrigo@who.net):
私たちは、General Instrumentm の MMD ケーブル・モデムを使用しています。 ダウンロード用には SurfBoard 1000 ISA 版を使用して、アップロード用には 普通の電話回線用モデムを使っています。法人ユーザだけが利用できる、 SurfBoard 1200 のような外付けのものが欲しいのですが、普通 30 米ドル支払えば よいところ、200 米ドルも払わなければなりません。そのようなわけで、内部 ISA バス用のドライバを捜し出したわけです。Linkexpress は個人ユーザ向けには、 内部 ISA バス用の Surfboard 1000 のインストールとサポートしか行っていません。 Linux でこのボードを使うには、わざわざ Windows 95 か 98 を PC にインストール して、 Linkexpress の技術員にカードのインストールをしてもらわなければなり ません。それが終ったら、好きなように Linux をインストールしてください。
私は、ここからファイルを落すことからはじめました。 http://home.adelphia.net/~siglercm/.
関連情報をあげておきます。
<!-- ISP: LinkExpress <http://www.linkexpress.com.br> DNS: 200.252.88.20 Frequency: 351 MHz Phone number: 321 3300 City: Brasilia Province: Distrito Federal Upload speed: regular 33.6K (just the download goes through the cable modem) --> ISP: LinkExpress <http://www.linkexpress.com.br> DNS: 200.252.88.20 使用周波数: 351 MHz 電話番号: 321 3300 都市名: ブラジリア 地域名: 連邦区(Distrito Federal) アップロード速度: 33.6Kbps (ダウンロードはケーブル・モデムを使います)
近くの TUCOWS のミラーサイトからのダウンロードは、70 から 300KB/sec でました。遠くのサイトになると、30KB/sec がせいぜいでした。 訳註: TUCOWS(The Ultimate Collection Of Winsock Software)は、 各種 OS のインターネット関連のソフトウエアを中心に集めたサイトで、世界各地 にミラーがあります。
LinkExpress についての詳しい情報は、 http://www.linkexpress.com.br を見てください。
私は最近メリーランド州で ExpressNet のケーブル・モデムを手に入れました。 それは com21 の普通のモデムでしたが、接続できるまで、本当にひどい目にあい ました。そこで私の経験をこの FAQ に反映させたいと思うのですが、どうでしょうか? 経験してわかったことは、PPP 接続をするために、ユーザ認証に PAP を使用しなければ ならない、ということです。/etc/ppp/pap-secrets ファイルをこのように修正します。
#/etc/ppp/pap-secrets #this is the PAP secrets file for PPP #the quotes are required on both "username" * "password"
修正が終ったら、PPP-on スクリプト を作ってください。スクリプトの名前は 何でもかまいませんが、下記のコマンドをそのスクリプトの中で必ず実行して ください。
exec /usr/sbin/pppd debug persist /dev/ttyS1 38400 0.0.0.0:0.0.0.0 connect "chat -v TIMEOUT 3 ABORT 'BUSY' ABORT 'NOANSWER' '' ATH TIMEOUT 30 'OK' ATDTTELEPHONE CONNECT ''"
決してキャリッジ・リターンを入れないようにしてください。
次のステップは、/etc/ppp/ip-up の修正です。もしこのファイルがなければ、次を 参考にして作ってください。
#!/bin/bash #/etc/ppp/ip-up.local #this will set up the route to the ppp device as default everytime the modem #authenticates dont include it if you do not want this option route add default ppp0
次に、Linux マシンのイーサネットカードの設定をします。私は 3c905 を使って います。私はこのように設定しました。
ifconfig eth0 up ifconfig eth0 10.0.0.1 broadcast 10.0.0.15 netmask 255.255.255.240
ここで、カーネルのルーティング・テーブルにルーティング情報を追加します。
route add -host 10.0.0.1 eth0 route add -net 10.0.0.0 eth0
これらすべてのコマンドを、下記のように 1 つのスクリプト ファイルにまとめる ことができます。
#!/bin/bash #This is a script file for establishing the cable modem IF device properties as #well as the route properties ifconfig eth0 up ifconfig eth0 10.0.0.1 broadcast 10.0.0.15 netmask 255.255.255.240 route add -host 10.0.0.1 eth0 route add -net 10.0.0.0 eth0
これで、あっという間にケーブル・モデムの設定が終りました。
貢献してくださったのは、次の方々です: Chris (chris@wrm.grdn.net) & Mike Milbert (mike@milbert.com)
この情報は、Gabriel Peters 氏(gpx1@earthlink.net)から寄せられました。
(私は、カルフォルニア州の Earthlink が運用している Charter Pipeline を利用 しています) モデムは、Com21 の ComPORT 2000 です。コンピュータには、Linksys の 10/100 イーサネット・カードを使って、10BaseT のケーブルで接続しています。 (ケーブル・モデムとケーブル、イーサネット・カードは支給されます)。 イーサネット・カードのドライバとして、DEC の Tulip ドライバをカーネルに 組み込みました。Linux で自動認識でき、問題なく設定できました。
設定に必要な情報は下記の通りです。
eth0 の IP アドレス:10.0.0.1 DNS サーバ:207.217.126.81、207.217.120.83 サブネット・マスク:255.255.255.240 ゲートウェイ:なし ホスト名は、CBL-(あなたのユーザ名).hs.earthlink.net になるはずです。
それでは、PPP の設定を通常利用するアクセス用番号にダイヤルするようにしま
しょう。
私は次のように設定して動作させました:
ifconfig eth0 down
でイーサネット・インターフェースをダウンさせてから、
ppp-go スクリプトでダイヤル・アップします。 IP アドレスが割り当てられたら、
ifconfig eth0 up
と入力します。ほら、完璧にうまくいきました。
著者のコメント:
PPP でリンクするたびに、pppd は あるスクリプトを実行しています。 /etc/ppp/ip-up (リンクをアップする時) と /etc/ppp/ip-down (リンクをダウンする 時)がそれに当たります。そこでそれらを利用して、イーサネットのアップ、ダウンを PPP と同時に行うために、
ifconfig eth0 up
を /etc/ppp/ip-up の exit 0
の前に加え、 ifconfig eth0 down
を /etc/ppp/ip-down に加えましょう。
この情報は、Brian Moore 氏(bem@cmc.net)から寄せられました。
チコで運営している Chambers Cable で使用しているモデムは、 Scientific Atlanta の data Xcellerator(tm) です。カルフォルニア州立大学の Mike Cumings 氏がこの モデム用に素晴らしいドライバを書いています。ドライバはここにあります。 http://www.ecst.csuchico.edu/~mcumings/cablemodem/。このドライバ は同じモデムを使用しているプロバイダ、例えばニューブランズウィックの Fundy Cable でも利用できるはずです。