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3. メモ

/tape144/root/notesファイルにリストしたコマンドはスクリプトから 実行されます。試したところ、rpcセットアップエラーが出ました。コマンドが あまりにも速く実行されたかポートマップがちゃんとインストールされていない ためだと思います。うまく動作するように手動でシーケンスを入力すればよい ことに気づきました。ぜひ試してみて下さい。

ここで述べた設定は安全であると思いますが、もし作業を始める前に誰かが テープやテープドライバそのものを外してしまったら、だれでもあなたのファイルに (テープそのものを読んで)アクセスできてしまいます。機密データを扱う場合には アーカイバから送られる(stream)データを暗号化しておきたいと思うかもしれません。

アーカイバから標準出力をデータを送らせ、その出力を暗号化プログラム にパイプで送り、暗号化プログラムの出力を先に説明した名前付きパイプ /tmp/tapepipeにリダイレクトで追加します。

アーカイブ全体がDESによって暗号化された一つのデータになるので、もし アーカイブからデータを取り出す作業の途中でエラーが生じると、それ以降 の全データが取り出せなくなってしまうので注意してください。

afio のオプション指定によっては、最初にそれぞれのファイルを gzip で アーカイブにして、それから DES のような暗号化プログラムに送ることもでき ます。しかし、最初に圧縮する方法は暗号解読プログラム(code braker=コー ド破り)が動作するのに既知の十分な量のベタテキストを生成してしまう ので、大量のテープを使ってでも gzip での圧縮は飛ばして単に DES で暗 号化する方が良いと思われます。言うまでもありませんが、DES で暗号化 されたファイルは圧縮されていません。

rc.inet1ではローカルネットワークの通信のみ許可して いてゲートウェイからのものは許可されません。

ハードディスクを復旧している間、SARディスク#3は NFSを通してMS-DOSマシンにftape.oモジュールを与えます。これは ftape.oモジュールの古いバージョンではフロッピードライブにマウントし たディスクがある場合、テープドライブをコントロールできないものがあるからです。 新しいカーネルではNFSが行うことは全て省略されます。

これは大変重要です。 SAR復旧の手順は必ず***テストして下さい***。ここでは復旧はしましたが 必ずしもできるとは限りません。SARディスクを使ってテープから少なくとも1ファイ ルの修復がLinuxマシンでできることを確認しておいて下さい(ただしハードディスク のマウントはしないで)。もし適当なユーザーからLinuxマシンをリブートできない 場合はSARディスクのセットアップ情報を変更します。まず``linux'' アイデンティティの箇所を何か他のMS-DOSマシンに指定して、Linuxで全てが動作する ことを確認するためにMS-DOSマシンをブートします。最後に``linux'' アイデンティティをもとに戻してやればSARディスクが使えるようになります。


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