/tape144/root/notes
ファイルにリストしたコマンドはスクリプトから
実行されます。試したところ、rpcセットアップエラーが出ました。コマンドが
あまりにも速く実行されたかポートマップがちゃんとインストールされていない
ためだと思います。うまく動作するように手動でシーケンスを入力すればよい
ことに気づきました。ぜひ試してみて下さい。
ここで述べた設定は安全であると思いますが、もし作業を始める前に誰かが テープやテープドライバそのものを外してしまったら、だれでもあなたのファイルに (テープそのものを読んで)アクセスできてしまいます。機密データを扱う場合には アーカイバから送られる(stream)データを暗号化しておきたいと思うかもしれません。
アーカイバから標準出力をデータを送らせ、その出力を暗号化プログラム
にパイプで送り、暗号化プログラムの出力を先に説明した名前付きパイプ
/tmp/tapepipe
にリダイレクトで追加します。
アーカイブ全体がDESによって暗号化された一つのデータになるので、もし アーカイブからデータを取り出す作業の途中でエラーが生じると、それ以降 の全データが取り出せなくなってしまうので注意してください。
afio のオプション指定によっては、最初にそれぞれのファイルを gzip で アーカイブにして、それから DES のような暗号化プログラムに送ることもでき ます。しかし、最初に圧縮する方法は暗号解読プログラム(code braker=コー ド破り)が動作するのに既知の十分な量のベタテキストを生成してしまう ので、大量のテープを使ってでも gzip での圧縮は飛ばして単に DES で暗 号化する方が良いと思われます。言うまでもありませんが、DES で暗号化 されたファイルは圧縮されていません。
rc.inet1
ではローカルネットワークの通信のみ許可して
いてゲートウェイからのものは許可されません。
ハードディスクを復旧している間、SARディスク#3は
NFSを通してMS-DOSマシンにftape.o
モジュールを与えます。これは
ftape.o
モジュールの古いバージョンではフロッピードライブにマウントし
たディスクがある場合、テープドライブをコントロールできないものがあるからです。
新しいカーネルではNFSが行うことは全て省略されます。
これは大変重要です。
SAR復旧の手順は必ず***テストして下さい***。ここでは復旧はしましたが
必ずしもできるとは限りません。SARディスクを使ってテープから少なくとも1ファイ
ルの修復がLinuxマシンでできることを確認しておいて下さい(ただしハードディスク
のマウントはしないで)。もし適当なユーザーからLinuxマシンをリブートできない
場合はSARディスクのセットアップ情報を変更します。まず``linux
''
アイデンティティの箇所を何か他のMS-DOSマシンに指定して、Linuxで全てが動作する
ことを確認するためにMS-DOSマシンをブートします。最後に``linux
''
アイデンティティをもとに戻してやればSARディスクが使えるようになります。