数ある利用可能なグラフィックスパッケージの中でも gnuplot
は、その強力な機能と使いやすさで突出しています。X を起動して、gnuplot
とタイプしてみてく
ださい。あらかじめ、二つのファイル - 2D-data.dat
(一行当たり二つの
データ)と 3D-data.dat
(一行当たり三つのデータ)- が準備されているものとします。
2 次元グラフの例:
gnuplot> set title "my first graph"
gnuplot> plot '2D-data.dat'
gnuplot> plot '2D-data.dat' with linespoints
gnuplot> plot '2D-data.dat', sin(x)
gnuplot> plot [-5:10] '2D-data.dat'
3 次元グラフの例 (X の各行の値は空白行です):
gnuplot> set parametric ; set hidden3d ; set contour
gnuplot> splot '3D-data.dat' using 1:2:3 with linespoints
単一列のデータファイル(例えば、時系列など)は 2-D グラフとしてプロットで きます。
gnuplot> plot [-5:15] '2D-data-1col.dat' with linespoints
あるいは 3-D グラフとしても(上記のようにデータファイルに空白行を含めるこ とで)プロット可能です。
gnuplot> set noparametric ; set hidden3d
gnuplot> splot '3D-data-1col.dat' using 1 with linespoints
グラフを印刷する:ポストスクリプトプリンタを使っているのなら、
lpr -Pps file.ps
とします。
gnuplot> set term post
gnuplot> set out '| lpr -Pps'
gnuplot> replot
もとに戻すには set term x11
とタイプします。混乱しないでくださいね。
最後の印刷物は gnuplot
を終了した時だけ印刷されるでしょう。
より詳しい情報は、help
とタイプするか、
/usr/lib/gnuplot/demos/
ディレクトリを御覧ください。