man ページには「terminfo は画面指向のプログラムが使う、端末
をを記述するデータベースで…」 とあります。terminfo は端末にテキスト
を表示するために使う制御シーケンス(エスケープコード)の一般的な集合を
定義し、特殊なドライバを使う必要なしにさまざまな端末ハードウェアに対応
できるようにします。最近のほとんどの Linux ディストリビューションでは、
terminfo ライブラリは /usr/share/terminfo
にあります。
terminfo は比較的古めの termcap にほとんどとって代わ り、termlib を完全に過去のものにしました。 termcap を必要とするパッケージを扱う時を除いて、普通は プログラムのインストールをする際に端末ライブラリに気を使う必要はありま せん。
ほとんどの Linux のディストリビューションは現在 terminfo を使
用しています。しかし、昔ながらのアプリケーションとの互換性のために
いまだに古い termcap が残っています(/etc/termcap
を参照)。
場合によっては、termcap をリンクしたバイナリを楽に使うためにインストール
する必要がある互換性維持のための特別なパッケージがあります。
よくあるケースとして、ソースファイルの #define termcap という行を
コメントアウトする必要がある場合があります。こういった事情の確かな情報
については、お使いのディストリビューションの関連ドキュメントを調べてく
ださい。