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5. Termcap と Terminfo の問題

man ページには「terminfo は画面指向のプログラムが使う、端末 をを記述するデータベースで…」 とあります。terminfo は端末にテキスト を表示するために使う制御シーケンス(エスケープコード)の一般的な集合を 定義し、特殊なドライバを使う必要なしにさまざまな端末ハードウェアに対応 できるようにします。最近のほとんどの Linux ディストリビューションでは、 terminfo ライブラリは /usr/share/terminfo にあります。

terminfo は比較的古めの termcap にほとんどとって代わ り、termlib を完全に過去のものにしました。 termcap を必要とするパッケージを扱う時を除いて、普通は プログラムのインストールをする際に端末ライブラリに気を使う必要はありま せん。

ほとんどの Linux のディストリビューションは現在 terminfo を使 用しています。しかし、昔ながらのアプリケーションとの互換性のために いまだに古い termcap が残っています(/etc/termcap を参照)。 場合によっては、termcap をリンクしたバイナリを楽に使うためにインストール する必要がある互換性維持のための特別なパッケージがあります。 よくあるケースとして、ソースファイルの #define termcap という行を コメントアウトする必要がある場合があります。こういった事情の確かな情報 については、お使いのディストリビューションの関連ドキュメントを調べてく ださい。


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