文献とツール
しっかりした文献もちゃんと存在していて、 オンラインのものと印刷されているものとがそれぞれあります。 即席 DNS 管理者が熟練した DNS 管理者になるためのステップを踏むには、 この中のいくつかを読むことが必要です。印刷された書籍としては、 DNS and BIND ( C. Liu and P. Albitz, O'Reilly & Associates, Sebastopol, CA, ISBN 0-937175-82-X) がスタンダードです。 私も読みました。非常にすぐれた本です。 bind 4 ベースなのが残念ですが、 本質的な問題ではないでしょう。 TCP/IP Network Administration (Craig Hunt, O'Reilly..., ISBN 0-937175-82-X) にも DNS の章があります。 良い DNS (やその他の) 管理者になるためには Zen and the Art of Motorcycle Maintenance (Robert M. Prisig :-), ISBN 0688052304) も必須でしょう。他にもまだあるかもしれません。
訳注: 最初の二冊には訳本もあります。それぞれ DNS & BIND 第3版 (オライリー・ジャパン, ISBN4-900900-91-5)、 TCP/IP ネットワーク管理 (オーム社, ISBN4-900718-01-7) です。 なお DNS & BIND の 3版では bind 8 が対象となっています。
オンラインでは DNS Resources Directory や http://www.isc.org/bind.html でいろいろ見つかります。 FAQ、リファレンスマニュアル (BOG; Bind Operations Guide)、 にも論文やプロトコル定義や DNS の実装ハックもあります。 上記や、以下に示す RFC のほとんどは、bind の配布の中に含まれています。 私はこのあたりをしっかり読んでいません。 ですので、習熟した DNS 管理者ではありません。 一方 Arnt Gulbrandsen は BOG をすでに読んでおり、 それに夢中になっています :-)。 ニュースグループ comp.protocols.tcp-ip.domains では DNS の議論をしています。 また DNS に関する RFC もたくさん存在しています。 中でも重要なものを以下に挙げておきます。
A. Gulbrandsen, P. Vixie, A DNS RR for specifying the location of services (DNS SRV), October 1996
Y. Rekhter, R. Moskowitz, D. Karrenberg, G. de Groot, E. Lear, Address Allocation for Private Internets, 02/29/1996.
D. Barr, Common DNS Operational and Configuration Errors, 02/28/1996.
B. Barr Errors in RFC 1912, this is available at http://www.cis.ohio-state.edu/~barr/rfc1912-errors.html
A. Romao, Tools for DNS debugging, 11/03/1994.
C. Farrell, M. Schulze, S. Pleitner, D. Baldoni, DNS Encoding of Geographical Location, 11/01/1994.
R. Ullmann, P. Mockapetris, L. Mamakos, C. Everhart, New DNS RR Definitions, 10/08/1990.
P. Mockapetris, Domain names - implementation and specification, 11/01/1987.
P. Mockapetris, Domain names - concepts and facilities, 11/01/1987.
M. Lottor, Domain administrators operations guide, 11/01/1987.
M. Stahl, Domain administrators guide, 11/01/1987.
C. Partridge, Mail routing and the domain system, 01/01/1986.