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4. パラレルポート、シリアルポートとマウス

4.1 古いバージョンではポートにアクセスできていたのに、新しいバージョンではできなくなった!

/doc/README.port-ioを読んで、/etc/config.distのポー トの設定を直してください。

4.2 古いバージョンの方がポートのアクセスが速い!

To have a chance to log port access, by default every port access produces an exception out of vm86-mode. This takes some time. If you don't want to log port access, use the keyword "fast" in the appropriate port statement.

ログポートアクセスをできるようにするため、デフォルトではポートへの アクセスは全て vm86モードの例外を発生させます。これにいくらか時間がか かります。ログポートアクセスが必要でなければ、適当なポートの設定部分で "fast"を使います。

4.3 マイクロソフト互換のマウスドライバはどこにあるの?

Tom Kimball 氏(tk@pssparc2.oc.com)の報告です(93/11/24)。

いろいろな人がいろいろなマウスドライバを奨めていますが、私の場合には次 のドライバでうまく動作しています。

   oak.oakland.edu:/pub/msdos/mouse/mouse701.zip   (mscmouse)
   oak.oakland.edu:/pub/msdos/mouse/gmous102.zip   (gmouse)
通常は dosemu の内部ドライバが使えるので、winemu 以外の dosemu ではマ ウスドライバを追加する必要はありません(97/2/10)。

4.4 マウスドライバが動かないのですが?

Mark Rejhon 氏(marky@ottawa.com)の報告です(95/4/7)。

マウスドライバを動かしてからすぐにハングアップする(実際には 30〜60 秒 くらい)場合や、マウスドライバがスタートするまでに1分以上もかかるような 場合には、マウスドライバのコマンドラインで、マウスが接続されている COM ポートを指定してみるのがいいでしょう。

4.5 dosemu が COM4 の設定を壊してしまいます

Rob Janssen 氏(rob@pe1chl.ampr.org) の報告です(94/3/24)。

jmorriso@bogomips.ee.ubc.ca によれば、"dosemu は COM4 (0x2e8, IRQ 5) の設定を破壊してしまうようです。0x2e8 は設定の ports{} に入って いません。dosemu から抜けたあとに、setserial /dev/cua3 irq 5 を実行し なければなりません。

これは、VGA BIOS が原因です。私は IO ポートトレースをイネーブルにして、 どこで設定が破壊されているのかを調べてわかりました。

設定で "allowvideoportaccess on" を無効にすればうまく動くはずです。 この指定によってビデオ関係に問題が生じた場合には、他に選択できる IO ア ドレスを指定してみてください(例えば 40-43)。

4.6 シリアルポート経由で dosemu を使うには?

4.7 どうすればシリアル回線上で dosemu とシェルを行き来できますか?

John Taylor 氏(taylor@pollux.cs.uga.edu)の報告です (94/5/25)。

私は Linux 1.1.13 を使っていますが、素晴らしい機能があることに気がつき ました。願わくばこの機能はなくならないでほしいものです。バージョン 52 で "screen" というプログラムを走らせることができました。screen 上で dos -D-a で DOS を起動することができます。何が素晴らしいかと言うと、 dosemu を起動した状態でも screen のコマンド(CTRL-A コマンド)が使えるの です。つまり、CTRL-A C と打てば UNIX シェルをもう1つ起動することができ ますし、DOS/UNIX のそれぞれの環境を行き来することもできます。この機能 のおかげで、シリアル回線経由でとてもうまく dosemu を使うことができてい ます。

4.8 パラレルポートを動かすには?

dosemu.conf の終りの方に、プリンタを lpr やファイルにリダイレクトす るための設定があります。ハードウェアに直接アクセスしたい場合には、これ らのエミュレーション設定の行をコメントアウトし、次のような行を追加しま す(97/2/9)。 "monitor card" プリンタポート(/dev/lp0 に対応):

ports { device /dev/lp0 fast range 0x3bc 0x3bf } # lpt0
LPT1(/dev/lp1)と LPT2(/dev/lp2):
ports { device /dev/lp1 fast range 0x378 0x37f } # lpt1
ports { device /dev/lp1 fast range 0x278 0x27f } # lpt2


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