ライブラリにバグがありそうだと思ったら、先ず FAQ を読んでください。 他の人で同様の問題が出ていて簡単な対処方法があるかもしれません。また、 glibc のバグではなくてツールのバグである場合があるので、 INSTALL ファイルの中の "Recommended Tools to Install the GNU C Library" - "GNU C ライブラリの導入に推奨するツール" のセクションを調べてください。
バグを発見したら先ず、本当にバグであることを確認してください。 確認する良い方法は GNU C ライブラリが他の C ライブラリと同じ挙動を 行うかという事を確認してください。同じ場合は、多分その作業が悪く、 ライブラリが正しいでしょう(しかし必ずしもそうではありません) 。 同じでない場合は、多分ライブラリのどれかが悪いのです。
次は、 http://www-gnats.gnu.org:8080/cgi-bin/wwwgnats.pl に行って、バグデータベースに目を通してください。その問題が既に報告 されていないかバグデータベースで調べてください。(libc に付属している) BUGS ファイルも見て既知のバグを調べてください。
新しいバグを見つけた事を確認したら、問題が再現する最も小さなテスト 項目にまで絞り込んでください。C ライブラリの場合は、1 つのライブラリ 関数を呼ぶようにテストを絞り込むだけで良いでしょう。そんなに難しい ことはないでしょう。
単純なテスト項目の最終段階はバグ報告です。バグ報告をするときは、 テストした人のテスト項目、テストで起きた現象、(プログラムを実行した ときに起こるべき) 期待した結果、稼働システムの種類と使用している GNU C ライブラリ、GNU CC コンパイラと GNU Binutils の バージョンと `configure` を実行して作成した `config.make' つまり、 その `configure` がどんなディレクトリにあってもその場所に移動して カレントディレクトリにして `configure' を実行した `config.make' を 送付しましょう。
GNU C ライブラリ用の全てのバグ報告は
bugs@gnu.org (古いアドレス
bugs@gnu.ai.mit.edu
もまだ動作しています。)
へその GNU libc と共に glibcbug
シェルスクリプトを使って送付される
べきで、又は
http://www-gnats.gnu.org:8080/cgi-bin/wwwgnats.pl.
にある GNATS web インタフェースからサブミットできます。
提案や質問は bugs-glibc@prep.ai.mit.edu メーリングリストへ送付して ください。 gnu.bug.glibc ニュースグループを読んでいない場合は、 bug-glibc-request@prep.ai.mit.edu へメーリングリストの 購読(subscribe) を申し込めます。
GNU C ライブラリのバグ報告を <bug-gcc@prep.ai.mit.edu> には 送付しないで 下さい。このメーリングリストは GNU CC の バグ報告で、GNU C ライブラリとは切り放されており、全然別の人達が 保守しています。