Cxterm
and HzttyCxterm
はxtermと同じターミナルエミュレーターですが、中国語の入出力の
機能が追加されています。GB、BIG5コードをサポートしています。hzttyと
使うことでHZエンコードされたテキストを読むことができます(chinese newsgroup
で共通して使われています)。詳しいインストールについては
CXTERM
.FAQ(cs.purdue.edu:ftp/pub/ygz
)
を参照してください。Yongguang Zhang 氏がこの優秀なソフトの作者です。
cxterm
のパッケージとhzttyの入手
はcxterm
5.0.p3.tar.gzcxterm
の最新バージョン5.0です。
このパッケージにcxterm
と中国語フォントが入っています。インストールは
簡単です。
<tt/cxterm/5.0.p3.tar.gz ftp.ifcss.org:/pub/software/x-win/<tt/cxterm/ hztty-2.0.tar.gz ftp.ifcss.org:/pub/software/unix/convert
cxterm
のインストールcxterm
パッケージの解凍。
# tar -xvzf <tt/cxterm/5.0.p3.tar.gz
cxterm
-5.0
というディレクトリが作られます。
# cd <tt/cxterm/-5.0
# ./config.sh
システム上の全ユーザー用にcxterm
をインストールする場合は、rootになって
``./config.sh
''コマンドを実行します。以下のようなメニューが
でるのでそれにしたがって設定してください。
----------------------------------------------------------------------------- --- BASIC MENU --- 0. Read COPYRIGHT Notice 1. Compile, Install, and Configure "<TT/CXTERM/ 5.0" in One Step --- OPTION MENU --- 2. Compile <tt/cxterm/ (not to install) 3. Install <tt/cxterm/ (after successful compilation in 2) 4. Install additional Chinese font(s) for your X window 5. Configure your account for using <tt/cxterm/ (after installation in 3) x. Exit ----------------------------------------------------------------------------- Please choose (0/1/2/3/4/5/x) :もし全ての過程を処理するならオプション
1
を選んで下さい。
インストールディレクトリを入力します。著者の場合はcxterm
を
/usr/local/chinese
にインストールしました。cxterm
パッケージ
で使う2つのフォントがあり、1
と3
はフォントを自動的に
インストールしてくれます。オプション4
を選択するとその他の
フォントをインストールできます。インストール終了後、cxterm
とCxterm
の実行ディレクトリにパスを通してください。Cシェル、tcshでは
# set path (/usr/local/chinese/bin $path)
またbashでは
# setenv PATH=$PATH:/usr/local/chinese/bin ; export PATH
となります。
Cxterm
はXウィンドウのリソースを読み込みcxterm
を起動する
シェルスクリプトです。
GBモードでcxterm
を使う場合は
# <Tt/Cxterm/ -gb
とします。またBIG5モードの場合は
# <Tt/Cxterm/ -big5
とします。
Hzttyは異なるエンコード間の中国語を変換します。
hztty-2.0.tar.gz
を展開して、
# tar -xvzf hztty-2.0.tar.gz
# cd hztty-2.0
# make linux
コンパイル後、実行ファイルhztty
をbin
ディレクトリに、
manページをman
ディレクトリに移動します。
# mv hztty /usr/local/bin
# chmod 555 /usr/local/bin/hztty
# cp hztty.1 /usr/local/man/man1
# chmod 444 /usr/local/man/man1/hztty.1
hzttyの使い方についてはhztty manを参照して下さい。
cxterm
のカラーパッチこのパッチは
ファイルがあったのと
同じディレクトリにあります。ファイル名はcxterm
5.0.p3.tar.gz
で、cxterm
-5.0.p3-color.patch.gzftp.ifcss.org:/pub/software/x-win/
から入手
します。
cxterm
cxterm
のソースにcxterm
に関するANSI colorのパッチを当てます。
ここで/tmp/
のソースツリーに展開されている
という前提で話をすすめると、
cxterm
-5.0
# cp <tt/cxterm/-5.0.p3-color.patch.gz /tmp
# gzip -d <tt/cxterm/-5.0.p3-color.patch.gz
# patch < <tt/cxterm/-5.0.p3-color.patch
# cd <tt/cxterm/-5.0
# ./config.sh
とします。
color-cxterm
はとてもよいものですが、color-cxterm
で中国語を入力しようと
したときちょっといやなことがありました。cxterm
の下のあたりでの入力
がちゃんと再描画してくれないというもので``Ctrl-L
''として
cxterm
の画面全部を再描画する必要がありました。これはおそらくtermcapの
問題でしょう。この症状の解決法がわかるかたはぜひ教えて下さい。
しばしばcxterm
のシェルプロンプトでカット&ペーストがうまく
いかないことがあります。tcshは8ビットを落してしまうので
``setenv LANG''を正確に設定する必要があります。そして``stty pass8''
とします。